“球界の番長”こと元プロ野球選手・清原和博氏(46)に、超ド級のとんでもない大スキャンダルが襲い掛かった。6日発売の「週刊文春」で“薬物疑惑”を報じられたのだ。実は清原氏の薬物疑惑情報は、昨年末から業界内でまことしやかに語られ、本紙も事実確認に動いていた。清原氏は本当に薬物を摂取していたのか。徹底追跡してみると――。

 文春によると、薬物の後遺症と思われる症状に悩まされた清原氏は昨年、いわゆる“薬抜き”を行うために東京・足立区にある精神科の病院に極秘入院。さらに、先月下旬には都内の大学病院に緊急入院したという。一方、この間の清原氏の奇行について、亜希夫人を刃物を持って追い掛け回したこともあったと報じている。

 極め付きは前記の大学病院入り口で、これらの件に対し直撃した文春の記者らに“暴行”したこと。ICレコーダーを奪って真っ二つに折っただけでなく、警備員が来ると折れたレコーダーで自分の手を切り、文春の記者らにやられたように装ったというくだりなど“修羅場”の一部始終も伝えている。

 かつてのプロ野球界の大スター選手を襲った、あまりにも衝撃的な記事…。だが、業界の受け止め方は全く別で「ついに出たか!」だった。

「数年前、ある芸能人が薬物で逮捕された事件に関連して“背景”が同じだったことから清原自身も尿検査をさせられ、激怒したという情報もありました。それが再燃したのが昨年末から今年にかけて。実際、当局が違法薬物で内偵しているとの情報もあり、清原のことをマークする社もあった」(事情通)

 本紙もこの情報をキャッチし、裏付け取材に動いていた。それにしても情報の“発信元”はどこだったのか。

「清原に近い筋に、薬物で逮捕歴のある人物がいます。今年に入っても、この人物と一緒に銀座の街を歩いていたところを見ましたよ」と芸能プロ幹部。そうした人間関係に加え、最近の清原氏の言動がおかしくなったように見えたのも無関係ではないようだ。

「テレビ局のスタッフと番組の打ち合わせをしていた時も、有名暴力団のケータイストラップを見せ、スタッフもビビりまくっていたそうです。頭もハッキリしていないような様子で、まるで打ち合わせにならなかったとか」とテレビ局関係者。

 また、昨年「週刊実話」誌上で現役時代から確執のあった中日GMの落合博満氏(60)をメッタ斬り。立浪和義氏(44)への“イジメ”の模様や、落合氏の性癖をバラすなどして波紋を呼んだ。

 球界内の噂では「週刊実話サイドも『表に出ていい話なのか?』と誌面化を迷ったが、清原本人が『週刊実話なんやから“実話”を載せろ』と言い放った」という話も。

 球界関係者からは「いくら落合さんが嫌われているとはいえ、あんなことまで話してしまったら、もう現場には戻れない。復帰を諦めたのかも」との声が出た。

 この同時期には評論家を務めるスポーツ紙で、PL学園と巨人で同僚だった桑田真澄氏(45)のことを「なぜ早大大学院へいったのか?」などと猛批判。「清原さんはどうしちゃったんですかね」とPL関係者を心配させている。

 最近では2月21日、巨人の沖縄キャンプに真っ黒に日焼けした顔と白の上下スーツに素足、サングラスという姿で登場。その奇抜ないでたちは巨人関係者を驚かせていた。

 とはいえ、いきなり薬物疑惑を文春記者に突きつけられた清原氏も、さぞや仰天しパニックに陥ったことだろう(暴行は許されることではないが…)。清原氏サイドの出方とともに、今後の成り行きが注目される。

 なお、一連の薬物疑惑について、清原氏の所属事務所は本紙取材に「事実ではありません」とコメント。週刊文春が6日発売であることから「まだ記事の内容を見ておらず、確認次第、対応致します」と答えた。