ナイター開催の別府競輪S級シリーズ(F1)が27日に開幕。メインのS級特選は、雨谷一樹(31=栃木)が森山智徳(37=熊本)とのもがき合いを制して主導権を奪取した。結果は5着だが、着以上にインパクトのあるレースを披露。28日に行われる準決11Rで必勝を期す。
雨谷が進化している。ダッシュを生かした自力攻勢一辺倒だった時はモロさが同居していたが、近況は位置取りもこなし、しぶとさを発揮。2月の前橋は「それほどいい状態ではなかったけれど、いろいろとやってみて着をまとめた」と、準決、決勝では番手飛び付き策で応戦した。
「先輩方には、F1クラスは、力でねじ伏せるようなレースを心掛けて、GⅠクラスになった時こその総力戦と言われています。自分も基本的には自力で行かなきゃいけないと思っています。同時に相手に嫌がられるような選手にならなきゃいけないとも思っています」と、心の内を明かした。
初日の特選は「森山さんの番手に飛び付くべきか、それとも突っ張り切るべきか判断に迷った」と言うが「突っ張りきれたので状態は悪くない。(前回の前橋からの過密日程で)疲れはあるが、戦えるレベルはある」とキッパリ。巻き返しを期す準決は、なりふり構わず勝ちにこだわってくるだろう。












