名古屋競輪ナイターFⅠ「中京スポーツ杯・サテライト四国中央寒川カップ」は6日、決勝戦が行われ、杉本正隆(40=茨城)が森田一郎の番手から抜け出し一昨年7月青森以来、約2年ぶりの優勝を飾った。森田が2着。3着は直線強襲した地元の笠松信幸。

 苦しんだ時間を振り払った。3日間森田一郎の番手で2、1、そして決勝も1着。「自分は何もしてない。森田君が強かった」のコメントは3日間同じだが「今回逃したらできないからね」と、チャンスをしっかりモノにした。

 レースは南部翔大が前受け。森田は中団で緒方将樹は後方から。赤板で切った緒方を打鐘前2角で森田が叩いて先行すると後続はなすすべなく、番手絶好の展開から杉本が直線抜け出した。

 苦しみの始まりも名古屋からだった。4月のGⅢ初日に落車し「右肩を脱臼して最悪の状態に。このまま終わっていくのでは…という気持ちになった」と話す。しかし、徐々に調子を戻して迎えた今回、因縁の地で久々の美酒に酔った。「素直にうれしいし、これからも腐らず頑張ります」。次回は22日開幕の松戸GⅢ。久々につかんだ流れを味方に、上位進出を狙う。