森がケガから復帰後初Vを達成――。元SMAPで人気オートレーサーの森且行(52=川口)が3日、川口オートレース場で行われたナイトレース優勝戦に出場。2位入線も先頭でゴールした選手が失格となり、繰り上がり1着。悲願のSG初制覇した2020年11月の日本選手権オートレース(川口)以来、5年9か月ぶり、通算33回目の優勝となった。
先頭で入線の小林瑞希が反妨で失格となり、2番目にゴールした森が繰り上がりで優勝。「なんかおかしい感じ。ナイトレースって優勝になるの?」と本人もすっきりしない表情。トップでゴール線を切りたかったのが本心だ。
レースは枠なり3番手発進から前を追うが、6番車・小林が素早い攻めで3コーナーで森、上和田拓海の内を突く。この突っ込みに「入られて少し外した。よけたから接触はなかった」とうまく回避したが4番手に後退。それでも「そのあとは考えながら走った。レースだから厳しいかもしれないけど、ワンチャンス2着まで行けば、もしかしたら(小林の反妨も)あるかもと思った」と冷静に追撃。4周1コーナーで3番手、6周3コーナーで菅原すずのを抜き2番目でゴール。小林の反妨による失格判定で「優勝」の2文字が転がり込んできた。
2021年1月24日、飯塚オートでのレース中の事故で肋骨骨折、骨盤骨折、腰椎破裂骨折の大ケガを負った。幾度の手術、懸命なリハビリを経て23年4月6日、川口で802日ぶりに復帰、初戦で勝利を挙げファンを驚かせた。そこから3年4か月。時間はかかったが、さらなる奇跡がついに起きたのだ。
かつて森は「結果が出なかったら悔しいけど、自分にはオートレースしかないしエンジンをいじるのは好き。面白いしね」と話したことがある。どんなに苦しくてもオートレースへの情熱が決して冷めることはなかった。手を動かしてきた努力あったからこそだ。
次走は11日、伊勢崎オートで開幕するSG・第30回オートレースグランプリ。「エンジンはやっと普通になったという感じ。SGへはもっと上積みしないと。頑張りたいですね」。現状に満足することなく、さらなるパワーアップを狙い、前回に続く2回目のSG制覇を目指す。












