ボートレースびわこのSG「第31回オーシャンカップ」(優勝賞金3700万円)は2日、12Rで優勝戦が行われた。枠なり3対3で始まったレースは、インからトップスタートを決めた定松勇樹(25=佐賀)が、差した峰竜太とまくった仲谷颯仁を寄せつけず1Mを先マイ。そのまま逃げ切り2024年5月多摩川「オールスター」以来2回目のSG制覇を成し遂げた。
梅雨の開催で連日、雨に見舞われた6月の鳴門SG「グランドチャンピオン」とは対照的に、びわこ「オーシャンカップ」はザ・真夏! 毎日、これでもかの強い日差しが降り注いだ。しかし、23年ぶりのSG開催となったびわこに詰めかけたファンの熱気は真夏の太陽以上に熱かった。最終日は〝スタンド観戦では満足できない〟大勢のファンが炎天下の水面際に陣取り、16時35分、優勝戦が締め切られると、期せずして歓声が上がった。
チルトを0・5度に跳ねた地元の丸野一樹がスタートしてのぞいたが、仲谷に止められ不発だ。そして、仲谷のまくりも峰の差しも定松の高速ターンを脅かすには至らず、2Mを先取りした定松が独走態勢を築いた。
「スタートは(コンマ)10を全速で行きたかった。丸野さんも(足が)良さそうだったし、10の全速で行ってまくられたら仕方ない」と割り切りながらも最高(コンマ08)の飛び出し。1M手前では「まくられる心配がなかったので自分のターンに集中するだけでした」の完勝だった。
レース後は師匠の峰に「サダ、お前、強くなったな、と言われました」とにっこりしたが、それはそうだろう。平凡機を戦える足に仕上げたものの「(調整が)合わないと全然進まないエンジンだった」と毎日、体感を合わせる作業に没頭。そんなギリギリの状態でもターンでファンを魅了し、予選を2位通過したのだから。ただ、本人は「予選トップ通過の王道Vが100点満点の優勝。常にその気持ちを忘れずにいたい」と理想は高い。高い理想を胸に秋~年末へも成長を続ける定松勇樹・25歳、恐るべしだ。












