大相撲九州場所初日(8日、福岡国際センター)、3場所連続休場の横綱豊昇龍(27=立浪)が新小結美ノ海(33=木瀬)を退けて白星発進した。美ノ海のノド輪に大きくのけぞる場面もあったが、いなして相手は前のめり。最後は落ち着いて押し出して勝負を決めた。

 取組後の支度部屋では「ちょっとホッとした。先場所は全休したので。いつもより今日は本当に緊張したけど、土俵に上がったら緊張はあまりなかった。いい相撲じゃなかったけど、何より勝って良かった」と息をついた。

 横綱在位10場所で優勝がなく、7月下旬には右ヒザの手術を受けた。9月の秋場所は全休。今回も成績不振や途中休場なら進退問題が浮上しかねない状況で本番を迎えた。

 大事な初日を白星で乗り切った横綱は「久しぶりの場所なので。しっかり一日一番集中してファンの皆さんに元気な姿を見せていきたい。一日一番、集中して大事にしていきたい」。2日目以降へ向けて気を引き締めた。