柔道の講道館杯全日本体重別選手権最終日(8日、ちばぎんアリーナ)、男子100キロ超級で2024年パリ五輪代表の斉藤立(JESエレベーター)が、2年後の戦いに望みをつないだ。
グランドスラム東京大会(12月5日~6日、東京体育館)の代表選考を兼ねて行われた一戦は、準決勝で太田彪雅(旭化成)に対し、延長の末に一本負け。3位決定戦は手塚春太朗(東海大)に一本勝ちを収めた。試合後には「稽古でやってきた自分のいいところがあまり出なかった。自分自身負けたらロサンゼルス五輪はないと思っていた。最低限でも入賞しないとだったので、負けたらダメという気持ちが先行しすぎて守りに入っていた。そのせいで自分の柔道が小さくなっていた」と悔しさをにじませた。
パリ五輪は3位決定戦で敗れ、メダルを逃した。「パリ五輪の時は3決であきらめたというか(気持ちが)折れていたのが情けなかった。それの二の舞になるのは、何も変わってない2年間になるんじゃないかと思ったので、もうあんな思いは二度としない気持ちで挑んだ」と当時を回想。3位決定戦で負けるとグランドスラム東京大会への出場が厳しい状況だったが、土壇場で勝利を引き寄せた。
グランドスラム東京大会出場の可能性を残したことで、ロサンゼルス五輪への道もつながった。「自分は本当に背負ってるものが大きくて、ロス五輪で勝つことが柔道人生の集大成だと思っている。五輪で勝つことが自分の小さい頃からの夢であったり、2年前の悔しさを晴らす舞台でもある。本当に特別な思いはある」と胸中を明かした。
父は1984年ロサンゼルス五輪、88年ソウル五輪を制した故・仁さん。父の背中を追いかける息子の挑戦は続く。











