28日のフジテレビ系ドラマ「ポリティカルパン」第4話は、オープニングクレジットが始まるまでの導入部8分弱の大半が政治資金に関する説明に費やされた。ビジュアルをまじえての解説とはいえ、SNSでは「長すぎ」との受け止めもみられる。

 政治資金に目をつけた大泥棒の弥生(石原さとみ)が、与党副総裁の娘・雅(河合優実)を議員に当選させ、私設秘書として「永谷町」に乗り込む物語。選挙や政治活動にまつわるリアルな描写が話題を呼んできた。

 4話のメインテーマは政治資金パーティー。それに先立つ冒頭、雅が街頭インタビューで「年収約2000万円」と答える。それは歳費で、さらに調査研究広報滞在費などに加えて所属与党からも資金配分があることを語る。続いて、雅の父士郎(草刈正雄)の秘書・木内(古舘寛治)がホワイトボードを使い、雅の発言を深掘りして資金の受け取りルートを雅の秘書に教えた。すると政党交付金のあれこれが弥生と「謎の情報屋」乾(渡部篤郎)の間で語られ、イラストもまじえて「企業献金の抜け穴」などが解説された。

 リアル政治では政党交付金の導入が議論された当時、国民1人あたり250円と見込まれることから「コーヒー1杯で民主主義を支える」と例えられた。ドラマでは、弥生がドリンク購入のつり銭の250円を見つめるシーンが映像で事実を語っていた。だが、その後はもっぱらセリフによって「政治とカネ」が説明される展開となった。

 X(旧ツイッター)では「政治資金の説明ありがとう~~~~」「中学生でもわかる説明」「丁寧にわかりやすく説明してくれてます」「楽しみながら学べる」などと歓迎投稿が多くみられる。一方で「風刺は面白おかしく皮肉ったりするから面白いんであって、説明の長ゼリフばかりだとお説教みたいでうんざりする」「Eテレ『現代政治の基礎』的な説明が多すぎる」「説明が長い…ちと長すぎないか」「献金の説明あたりにダルさがあった」などと違和感を訴える声も寄せられた。

 お仕事ドラマに解説挿入は珍しくないが、場面場面でスポット的に入る形が多い。「ポリティカルパン」でも同様だが、今回の導入部はやや異色となった。