自民党の鈴木宗男参院議員は22日、自身が主宰する「大地塾」で、ロシア連邦保安庁(FSC)がスパイ容疑で逮捕し拘束中の北海道新聞記者について言及した。
冒頭、宗男氏はロシア・サハリン州に駐在する北海道新聞記者が逮捕された問題に対し、大勢の参加者たちを前に「ロシアは自由と民主の国であります。法律もあります。(北海道新聞記者の逮捕は)法律に従っての流れだと思います」と持論を語った。
「2か月間の拘束期間というのも(ロシアの)裁判所からされていますから、私は冷静にですね、推移をまずは見守るべきだと思います。勇ましいことを言っても始まりません。いかに問題解決に持っていくかという冷静な対応が大事ではないかなと私は思っています」とした。
拘束中の北海道新聞記者については「よく知っています。本人自身もですね、今、どういう状況かはわかりませんけども、(ロシア側は)きちっとした対応をしているのではないかなと思いながらも、私も在京の(ロシア)大使館には人道的な配慮の対応をですね、『よろしくお願いしたい』とお願いした」と明かした。
すると「すぐ向こう(=ロシア大使館)からも返事がありましてですね、『健康状態はなにも問題ない』と、薬など必要なものがあれば『きちっと対応しますから』と。そういっても、(記者本人から)リクエストがない、特段、要望がないということですからね、その点はちょっとホッとしながらも、とにもかくにもあとは運が向いていけばありがたいかなというふうに思っています」と語った。
質疑応答では「宗男さん、ロシア大使館まで行かれて行動を起こされていますけども、問題のこう着を打開するために、自民党議員の間で温度差を感じていないか」との質問を受けた。
宗男氏は「本当にしっかりした頭づくり、戦略なり戦術を持って(北海道新聞記者が拘束された問題に)ものを言えばいいけど、なんかですね、(自民党の国際部会などで、同僚議員たちは)その場での勢いで言っているような発言が多いですね」と不安があることを認めた。
また、道新記者の人となりについて「(同紙記者と)つき合ってきて趣味の部分が誤解されるかというか、そういった面があったのかなと、私とのつき合いのなかで…。それは変な趣味じゃないですよ、まともな趣味なんだけど、趣味のなかで相手が間違った勘ぐりでもすれば不幸な目に遭っているな、と。これは私の推測ですが」と語った。












