レイズは7日(日本時間8日)、敵地ニューヨークで行われたヤンキースとの地区シリーズ第3戦に4―3で競り勝ち、無傷の3連勝でリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。

 試合は同点の6回にメサが値千金の決勝2ランを放ち、7回以降は無失点。2点を勝ち越した直後の守備では左翼フェンスを越えた大飛球が2ランとなって同点に追いつかれたかに思われた。しかし、映像で検証された結果、ボールはフェンス手前のフィールド内まで伸ばしたファンの手に当たってスタンドに入っていたため「二塁打」となり、同点を免れた。

 ファンの妨害行為には批判が殺到しているが、レイズ側もフニオール・カミネロ内野手(23)が勝利後に見せた言動で大きな物議を醸している。試合終了後のフィールド上で、敵地のスタンドに目を向けながらほうきを掃くようなしぐさを連発。さらに〝寝てろ〟と言わんばかりに合わせた両手を右耳に当てて顔を傾けるジェスチャーも送った。

 これだけでもスイープされたヤンキースファンの神経を逆なでしたが、歓喜のシャンパンファイトの最中に米放送局「TNT」から受けたインタビューで「スイープ!! ザ・ヤンキース・ルーズ(ヤンキースは負けた)!」と興奮を抑え切れずに声を張り上げた。

 一度だけならまだしも、敗者をあざ笑うかのような行為を繰り返し、米大手でヤンキースの地元紙「ニューヨーク・ポスト」は「挑発」と断定。「レイズがヤンキースをプレーオフから一掃した後、カミネロは何のちゅうちょもなくヤンキースの傷口に塩を塗り込んだ」と報道した。

 また、ファンも黙っていられるわけもなく、米メディア「THE SPUN」はSNS上にあふれ返った「ごう慢な選手だ」「品がない」「本当に厄介なヤツだ!」といった怒り心頭の声を紹介。ヤンキースはレギュラーシーズンでも同地区のレイズに首位をさらわれ、4・5ゲーム差の2位で終えた。今回のカミネロの所業は来季に禍根を残しそうだ。