これもスターの宿命か…。ドジャース・大谷翔平投手(32)のナ・リーグMVP受賞が絶望的となり、海外のメディアからは厳しい論調も散見されるようになっている。

 今季は大谷にしかできない投打の二刀流でシーズンをフルに戦う算段で、開幕前から4年連続のMVPが確実視されていた。投手としては7月上旬まで14試合に先発し、8勝2敗、防御率1・79と圧巻の成績を残したが、左ヒザの炎症から打者専念となり、コンディションの悪化で今月は15日間の負傷者リストにも入った。それでも26日(日本時間27日)終了時で打者として打率2割7分5厘、30本塁打、81打点、OPS0・890。山あり谷ありのレギュラーシーズンとなった。

 ただ、リーグではカブスのPCAことピート・クローアームストロング外野手(24)が大ブレーク。全161試合に出場して45本塁打、41盗塁で2024年の大谷に次いで史上7人目の「40―40」を達成した。PCAにとって初の栄冠が確実視され、大谷の偉業はついに途絶える公算が高まっている。

 こうした状況下、韓国メディア「スターニュース」は「大谷の時代は終わった!」と題してPCAの活躍ぶりと対比。「大谷はMVPの歴史でも類を見ない道を歩んできた。2023年にエンゼルス所属としてア・リーグMVPを受賞した後、ドジャースに移籍して24年と25年はナ・リーグMVPを獲得した。リーグを移りながら3年連続のMVP。今年も受賞すれば4年連続という前例のない快進撃を続けることができた。しかし、PCAが45本塁打、41盗塁とトップクラスの中堅手として守備でもカブスをポストシーズンに導いたことで、大谷の独走態勢に終止符が打たれる可能性が高まった」と伝えた。

 大谷の人気は日米にとどまらず世界に広がっている。今季のユニホームの売り上げが史上初めて4年連続でメジャー全体1位になったと25日(同26日)に発表されたばかり。常に注目を集めるだけに快挙だけでなく、苦境も取り上げられるのも大谷ならではといえそうだ。