ブラジル・サンタカタリーナ州ジョインヴィレ市の民警は、複数の人物がヤギに飲み物やタバコを与える様子を捉えた動画をめぐり、動物虐待事件として捜査している。関係者の男1人はすでに身元を特定され、事情聴取のため出頭を求められた。ブラジルメディア「TNオンライン」が8日、報じた。
問題の行為は6日、同市内で開かれたイベントの最中に行われ、SNS上で怒りの声が広がった。動画には、男がヤギをロープで押さえながら、中身の分からない液体が入ったコップを口元に差し出す様子が映っている。男も同じ液体を飲んでおり、色などからビールの可能性もある。その後、女が近づき、ヤギの口に紙巻きタバコをくわえさせた。ヤギはタバコをむしゃむしゃとかんでいる。
事件が当局に知られるきっかけとなったのは、地元の動物保護団体「フラダ・ジョインヴィレ」に寄せられた匿名の通報だった。同団体は警察に被害届を提出した。
警察は現在、動画に映っている女や、ほかの関係者の身元特定を進めている。また、ヤギの健康状態を確認するため、その所在も捜している。
さらに、ヤギに与えられた飲み物の中身についても分析する予定だ。検察当局も事件を把握し、捜査の進展を注視しているという。
ブラジルでは、動物虐待についてより重い刑罰を定めた法律の対象が犬と猫に限られているため、今回のヤギに対する行為は、法律上、比較的軽微な犯罪として扱われる。このため、容疑者については簡易な手続きが取られ、事件は特別刑事裁判所に直接送致されることになる。
同団体は動画をフェイスブックに投稿し、「腹立たしく、全くもっておぞましい。動物に対する残虐行為や暴力を娯楽として扱ったり、それを当たり前のこととして受け入れたりすることは、決して許されない」と訴えた。












