Kalafina「君の銀の庭」

 8月28日から公開されているアニメ映画「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ<ワルプルギスの廻天>」が話題沸騰中だ。まどマギの映画としては、実に13年ぶりとなる新作である。

 今回はその13年前、2013年に公開された前作「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〔新編〕叛逆の物語」エンディングテーマ曲だった「君の銀の庭」を取り上げたい。作詞・作曲・編曲は梶浦由記。歌っているのはKalafinaだ。

 公開中の新作をこれから見に行くのであれば、予習というわけではないが改めてこの曲をじっくりと聴いておくといいかもしれない。

 映画のエンドクレジットロールに乗せて流れた「君の銀の庭」は、胸が締め付けられるような切ないメロディーと歌詞に涙腺が緩む。だが“その先”への希望を、見る者や聴く者にも抱かせる明るさも秘めていた。そのクレジットロールの最後に、この曲は「何処にも行かないで」というフレーズが歌われて終わる。あれから13年。やっと、物語の続きが届けられた。ラストのフレーズが13年を経た今、どんな意味を持つのかもかみ締めたい。

 Kalafinaは19年に解散し、25年に再結集したが、現在は梶浦プロデュースのユニットではなくなっているため、今回の新作映画ではエンディング曲を梶浦自身のユニットであるFictionJunctionが歌っている。映画前作までは必ずオープニング曲を担当していたClarisも、新作には不参加。それを思うと、13年という空白期間の長さをつくづく実感させられる。