1分間格闘技「Breaking Down」に出場経験がある料理人のこめおが5日、自身のユーチューブチャンネルを更新し、「麻布十番納涼まつり」(8月22、23日)で提供された「冷やしかにラーメン」をめぐる集団食中毒について謝罪した。

 こめおは頭を丸め、黒色スーツに紺色のネクタイを着用し登場。「被害に遭われた皆様、ご家族の皆様、関係者の皆様。この度は多大なる苦痛とご迷惑をお掛けして大変申し訳ございませんでした」と頭を下げた。

 港区の調査結果によると男女78人が食中毒となり、「割烹こめを」が提供した冷やしかにラーメンを原因とするサルモネラ属菌による食中毒と断定。こめおは「料理人としては非常に重い事案と考えており、僕自身が今後の飲食現場に携わるかどうかにおいても今は判断できない状況です」と述べた。

 その上で「僕自身の活動に関しましても見直す必要がございますし、ひとつずつ行動で証明するしかないなと考えています」などと語った。

 終始神妙な面持ちだったが、動画の公開をアナウンスするこめおのX投稿には〝ツッコミ〟も入った。

 こめおは5日午後4時10分、Xで「食中毒事故について。」と投稿。動画のタイトルも同様だ。これに他のXユーザーからコミュニティノートで「飲食店の食中毒は、たとえ故意でなくても『事件』として数えられます。『事故』ではありません」と指摘が寄せられた。

 コミュニティノートとは誤解を招く可能性があるポストに、Xユーザーが協力して役に立つ情報を追加できる機能。閲覧者に対して注意を呼びかける役割も持つ。

「事故」と「事件」ではニュアンスが違う。2011年に死者5人を出した「焼き肉酒家えびす」の集団食中毒や、14年に静岡・安倍川の花火大会で提供されたキュウリによる食中毒はいずれも「事件」として扱われている。

 なお、港区は冷やしかにラーメンの提供元である「割烹こめを」が食品衛生法第6条第3号に違反したと判断。3日から9日まで営業停止命令を出している。