国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティノ会長を巡る一連の騒動が新たなフェーズに突入した。

 英紙「テレグラク」はインファンティーノ会長が欧州サッカー連盟(UEFA)事務総長時代に不倫関係となった女性に口止め料退職金を支払ったと報道。しかし、FIFAの広報担当者は「全くの事実無根。根拠のない明らかに虚偽の主張。憶測やほのめかしを事実として提示すべきではない」と否定した。

 インファンティノ会長は、W杯などを運営する新会社「FIFAフォワード・エンタープライズ」(FFE)を設立し、株式を民間に売却する計画を発表したが、UEFAの反対などを受けて計画の中止を発表。多くの火種をつくるインファンティノ会長に対し、UEFAは強固な姿勢を貫いている。

 英公共放送局「BBC」によると、ノルウェーサッカー連盟のリセ・クラベネス会長はインファンティーノ氏に辞任を求めたという。さらにUEFAは「FIFA主催イベントのボイコットという脅しは依然として有効である。私たちの計画が復活するという確約は得られていない」との見解を示していると伝えた。

 英紙「デーリーメール」によると、FIFAは「FIFAと会長の地位を揺るがそうとする組織的かつ継続的な動きが、一部の勢力によって行われていることはますます明らかになっている」と反論。インファンティノ会長は来年3月のFIFA会長選挙での再選に自信をのぞかせており「アフリカや南米、アジアからの支持で十分な票を集めている」と伝えたものの、まだまだ騒動は続きそうだ。