銀河系軍団が本当に動くなら、札束より先に「金の卵」が市場を揺らす。ナ・リーグ西地区を独走するドジャースは、8月3日(日本時間4日)のトレード期限を前に大物獲得へ踏み切るのか。米紙ニューヨーク・タイムズ傘下のスポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」は24日(同25日)、具体的な予兆は見えない一方で、球団が有望株同士の交換も含めて幅広い可能性を協議していると報じた。23日(同24日)終了時点で65勝38敗、2位パドレスに14・5ゲーム差。補強を急ぐ必要はないが、だからこそ自由度の高い一手を打てる立場にある。
仮に主力級を引き入れる場合、交換要員の中心となりそうなのが傘下にひしめく外野手の有望株だ。すでに20日(同21日)には、ロッキーズからセス・ハルバーセン投手(26)を獲得するため、ランディン・ビドゥレク外野手(22)らを放出。層の厚さを生かした補強を実行している。
3Aではジェームズ・ティブス3世外野手(23)が416打席で打率2割9分、出塁率4割1分1厘、長打率5割4分8厘、wRC+143を記録。四球率16・6%の選球眼と長打力を兼ね備え、メジャー昇格に最も近い存在と評される。ザック・エアハード外野手(23)も打率2割8分6厘、出塁率3割9分3厘、長打率4割8分5厘で、直近28日間はOPS1・058。ライアン・ウォード外野手(28)は4月にメジャーデビューを果たしており、即戦力を求める球団には魅力的だ。
2Aには、さらに豪華な顔ぶれが並ぶ。ホスエ・デ・ポーラ外野手(21)は409打席で56四球に対して三振は55個。16本塁打は昨季の12本をすでに上回り、打撃の完成度を急速に高めている。ただし、その潜在能力からドジャースが手放す可能性は低いとみられる。マイク・シロタ外野手(23)は打率3割2分4厘、出塁率4割7分4厘、長打率5割6分4厘。ザイア・ホープ外野手(21)も21本塁打、17盗塁をマークし、コンタクト率を昨季の68・3%から74・1%へ改善させた。
昨季100盗塁のケンドール・ジョージ外野手(21)、1A+で打率2割9分4厘、8本塁打、35盗塁のエドゥアルド・キンテロ外野手(20)、14本塁打にコンタクト率84・9%を誇るチャールズ・ダバラン外野手(22)も控える。大物を取るにも、将来の主力を守るにも選択肢は豊富。ドジャースの本当の強さは、スター軍団の背後に「売っても尽きない宝庫」を抱えていることにある。












