北中米W杯決勝トーナメント1回戦で日本はブラジルに1―2で惜敗したなか、試合後に注目を集めた選手の〝本当の素顔〟が明らかになった。
試合は1―1で迎えた後半終了間際にMF田中碧(リーズ)がボールを奪われ、相手の決勝ゴールで決着。試合後には涙に暮れる田中のもとにブラジルのFWマテウス・クーニャ(マンチェスター・ユナイテッド)が駆け寄り、抱擁して慰めるシーンがファンの感動を呼んだ。
その一方で、クーニャはFW塩貝健人(ボルフスブルク)にブラジルのW杯優勝回数を示す5本の指を立てて『5回優勝だ! お前はちっぽけだ!』などと挑発。ファンの間でも、その二面性が大きな話題となった。
そうした中、英紙「ミラー」はイングランド・プレミアリーグの名門でプレーするクーニャに焦点を当てた記事を掲載。「マンチェスター・ユナイテッドに加入して以来、クーニャはその謙虚な姿勢でクラブの重鎮やスタッフを感心させている。キャリントン(練習施設)の選手用ジムで追加のトレーニングに励む彼の姿がよく見られる。また、義務ではないにもかかわらず、地域貢献活動やイベントへの参加に自ら進んで名乗りを上げている」と所属クラブでの評判を伝えた。
その上で「クーニャが富や名声にもかかわらず、依然として誠実で好感の持てる人物であることを示すさらなる証拠がある。それはブラジルが日本を相手に劇的な勝利を収めた後のヒューストン・スタジアムで明らかになった。試合終了のホイッスルが鳴ると、クーニャは喜びを爆発させた。しかし、その瞬間こそが、個人的な喜びよりも思いやりが求められる場面であることに彼はすぐに気づいた」と指摘する。
続けて「クーニャは涙を流していたリーズ・ユナイテッドのMFアオ・タナカのもとへ一直線に駆け寄った。日本はロスタイムに失点して敗れ、ベスト16進出を逃し、帰国することになった。クーニャはタナカを両腕で抱きしめ、相手を慰める言葉をかけた。それは感動的な瞬間だった。まさにクーニャという人物の本質を体現するような場面だった」と記した。
一方で、日本戦でのプレーそのものについては厳しく採点。「彼は創造性に欠けていた。フィジカルも強くなかった。チャンスをものにすることも、作り出すこともできなかった」「クーニャは才能に溢れている。情熱も並外れている。しかし、アンチェロッティ監督が最も関心を寄せているのは、彼の心ではなく、足と頭を使って何をするかということだ」と低い評価を下した。












