サッカー日本代表FW塩貝健人(21=ボルフスブルク)の〝強気発言〟が物議を醸す中、元日本代表MF本田圭佑(40=ジュロン)が理解を示した。

 北中米W杯決勝トーナメント1回戦ブラジル戦(29日=日本時間30日、米国・ヒューストン)を前に、本田はYouTubeで生配信を行った。塩貝は26日の取材対応でブラジル代表について「昔は強かったけど、今はどうなんですかね? でも、強いのは変わりないと思うし、32強でこのカードかというところはある」などと語り、同国メディアから非難を浴びていた。

 本田はこの件に言及し「いい方向にはあまり転ばなさそうな気がする。向こうに挑発だと捉えられてより謙虚に、したたかに今日やってくることを考えると。油断してくれる方が間違いなくいいことを考えた時に、いい方向には進まないだろうなと」と述べた。

 その上で「コメントそのものに関しては、別にどうでもいいかなと。エンタメの一つでしょうし、周りが騒ぐのは勝手」とし「日本のサッカーファンからしても、サッカーファンじゃない人からしても、ブラジルの選手で知っている人のいわゆる〝名選手〟が減っているのは事実だと思う」と語った。

 さらに「別になめてるとか、なめてないとかそういう話じゃないと思いますし。特に塩貝さんのタイプ的に、相手を傷つけようとして言っているというよりは、自分のスタンスを貫くことに集中しているイメージなので。それを周りがどうこう言うのは、言い方が悪いですけど、無知な子どもに無知なことをめちゃくちゃしかってるみたいな。それが塩貝さんの良さなので、あまり余計なことを知る必要もないと思う」と力説した。

 ビッグマウスを貫き、結果を残してきたレジェンドは「俺は別に炎上をするとか、しないとかはそんなに気にしない。単純にサッカー選手としてどこまで行けるかと考えた時に、鼻をへし折られずに行けるところまで行った方がいいに決まっているわけで。それを余計な一般常識を知っている大人たちが、不必要に一般常識を教える必要はない。黙って強気な若手を、伸び伸びと見守ってあげることが大事なんじゃないかな」と日本サポーターに求めた。

 その上で「日本代表内で人としての振る舞いみたいなところは、ものすごく大事やなと思うんで。これは別に内部でやればいいだけの話なので。外への発信はどんどんやればいいんじゃないかな」と私見を示した。

 この日、塩貝はベンチスタートとなった。勝負の切り札として森保ジャパンに勝利をもたらせるか。