元サッカー日本代表DFで2006年ドイツW杯に出場した坪井慶介氏(46)が、日本代表の敗因を語った。

 坪井氏は30日、都内でニッポン放送とTikTokのコラボ配信番組「トークゴラッソ!」に出演。元日本代表FWの城彰二氏らと北中米W杯日本―ブラジル戦(29日=日本時間30日、米国・ヒューストン)を総括した。

 1点リードで折り返した前半の戦いぶりは「ハイプレスに行くときと行かないときではっきり区別できていて、速く攻めるという狙いもうまくいっていた」と高く評価。しかし「後半にブラジルがサイドを使い始めたのがターニングポイントになった」と表情を曇らせた。

「ボランチの脇からの侵入が増えた。もっと相手のサイドバックに対して守備に行くべきだったが、FWヴィニシウス(レアル・マドリード)などのせいで下がらざるを得なかった」と守勢に回った経緯を解説。土壇場で逆転負けを喫した要因を「(日本のDF陣は)つなげる能力があるのに、いろいろなプレッシャーを抱えているのもあって、これまでよりもクリアが多かった。だからボディーブローのように、セカンドボールを拾えず押し込まれてガス欠になった」とDF視点で分析した。

 悔しい敗戦にはなったが、自身の経験と重ね合わせ「ドイツW杯のブラジル戦の負けから20年たって積み上げがあった」と強調。配信終了後には「僕らはブラジルの個々の選手にどう対応するかで精一杯だった。今のチームはそうではなくて、どこで決める、どこで奪うなど、攻撃も守備もチームとしての意図を感じた」と日本サッカーの進化を口にした。

「若い世代の基準値は上がっている。どことやっても恐れないメンタルもすごく良い。それを続けながら、あとは細かい部分をどう埋めていくか」。次なる4年へ、力強いエールで締めくくった。