女優・波瑠が主演した文学ロードミステリードラマ「月夜行路―答えは名作の中に―」(日本テレビ系)が10日、2つの謎を残して完結した。難解な問いを突きつけられた視聴者からは、続編を予感する声も上がっている。
銀座でバーを営む文学マニアの主人公ルナ(波瑠)と、ルナに魅せられて行動をともにする主婦・涼子(麻生久美子)の物語。旅先や身近で起こる小さな事件を、名作を手がかりにルナが解き明かしてきた。
トランス女性のルナは父親の英介(石橋凌)と確執があり、距離を置いたままだった。10日の最終回では英介の入院を機に再会し、わだかまりが消える。ルナはメディア露出せずに男性名義で執筆する作家だったが、本名「野宮ルナ」に変えて新作を出し、公の場に姿を現した。
書店ホールで新作刊行のあいさつを終えたルナに〝事件〟が発生。売り場からサイン本がすべて消えていた。平積みされた新刊の上の棚に、男性名で出した過去作3冊が並ぶ。「鎮魂歌」「透明な客人」「白夜の庭」の順だが、真ん中の「透明な客人」だけが上下さかさまに立てられていた。
ルナが視線を動かすと床の近くに将棋の駒が2つ。さらに別の方向に目をやると、「古典文学フェア」のチラシが張られていた。芥川龍之介、三島由紀夫、ドストエフスキー、シェークスピアら文豪の顔イラストが描かれている。
そこからルナは〝お約束〟の考察に入り、決めゼリフの「つながりました」を発したが、そこで幕切れとなった。それに先立ち、英介に退院祝いをプレゼント。添えたカードには「メッセージを本の中に隠しました。ヒントは『最後の景色』です」と新刊に触れた問いかけがあった。
X(旧ツイッター)には、「最後の謎は教えてもらえないの?」「解けないよ」「最後の謎どこで解けるの?」「父に出した謎の答えは分からんまま終わった」と難しさをかみしめる投稿も。続編を念頭に「2時間SPドラマを定期的に」といった要望や「いくらでも続編できそうな終わり方だったな」「続編できそうよね」との受け止めもXに投じられた。












