英国のキア・スターマー首相への労働党内での退陣圧力が高まっている。そんな中、英首相官邸に住み着いている〝世界で最も有名な猫〟が、誰が首相であろうと「ごはんがもらえればいい」と声明を出した。英紙デーリー・スターが12日、報じた。

 スターマー氏に対しては、地方選挙惨敗後、労働党議員80人以上が退陣を要求。12日には、司法省のアレックス・デービスジョーンズ政務官と保健省のズビル・アーメド政務官が、スターマー氏の指導力に抗議して辞任した。

 ダウニング街10番地にある首相官邸で「ネズミ捕獲長」として活躍する猫ラリーが自らの〝飼い主兼下僕〟であるスターマー氏の去就について、自らの見解を語ったのだ。

 ラリーは12日、Xに「スターマーが残ろうが辞めようが、僕にごはんをあげるのが一番大事だという点では、みんな同意できるはずだ」と投稿した。

 この投稿はすぐに拡散された。あるファンは「首相は次々に変わるけど、ラリーは永遠だ」とコメント。別のユーザーは「ラリーに名誉首相の称号を与えるべきだ。彼は英国政府で最も安定した官僚であり、19年もの経験を持っている」と述べた。

 19歳のラリーは2011年から首相官邸に住み着いている。ネズミ捕獲長という〝公務員〟であり、首相個人の所有物ではないため、これまでにデーヴィッド・キャメロン氏、テレサ・メイ氏、ボリス・ジョンソン氏、リズ・トラス氏、リシ・スナク氏という5人の首相を見送ってきた。