ボクシング・WBC世界バンタム級(上限体重53・5キロ)タイトルマッチ(2日、東京ドーム)の前日計量が1日、後楽園ホールで公開形式で行われ、王者・井上拓真(30=大橋)が53・4キロ、挑戦者の同級4位・井岡一翔(37=志成)が53・5キロでともに1回目でパスした。井岡は、髪を2011年2月に初めて世界王座を奪取した時と同じ短い黒髪にし「最高の日にしたい」と、日本選手初の5階級制覇へ意気込みを示した。
無事に計量を終え、自身と並ぶ4階級制覇王者であり、この興行のメインイベントに出場する世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)の弟である拓真と約13秒間向き合った井岡。先月17日の公開練習時は金色に染めていた髪は黒髪に変わっており、「より自分自身、気が引き締まっているというか、黒髪短髪でいこうっていう思いと、11年にタイトル取った時も黒髪短髪だったんで、それをちょっと彷彿させるような感じでいこうかなと思いました」と理由を説明した。
間近で見た拓真を「お互い、あとはもう、やってきたことをリングの上で出すだけ。僕も覚悟できていますし、向こうも気持ちも体もつくれていると思う」と評しつつ、「不安だなんて絶対に思う気持ちはないです」と精神の安定を強調した。
38戦目にして初めて立つ東京ドームの大舞台。この計量も満員の1245人の観衆を集める盛り上がりを見せており、「明日やっぱり、すごい大きなイベントだと思うので、すごい盛り上がりを感じるような計量でしたね」とファンの熱を感じている。約1年10か月ぶりの世界王座奪取へ「結果で恩返ししたいと思っているので、必ず勝利してチャンピオンに返り咲いて、5階級制覇を成し遂げるためにここまでやってきたので、それを明日は結果で証明して最高の日にしたい」と誓った。
迎え撃つ拓真は「調整もすごく順調にうまくいったし、すごく調子いいです」と好仕上がりをアピール。井岡を「やっぱり顔つきも良かったし、すごい、やっぱり仕上げてきてるな、というのは感じました」と評し、「意識の変化は変わらず、このレジェンドをどう倒すか、明日しっかり見届けてほしいです」と、偉業を阻止しての防衛に闘志を燃やした。












