J1広島は16日、日本代表の森保一監督らを指導した広島の元総監督・今西和男さんがこの日未明、肺炎のため死去したと発表した。85歳だった。

 広島市出身の今西さんは、東京教育大(現筑波大)を経て東洋工業(後のマツダ)入りし、日本代表としてもプレー。現役時代のポジションはDF。28歳で現役を引退し、社業に専念。82年から再び同社サッカー部に携わり、マツダにハンス・オフト氏を招聘。Jリーグ初期はマツダを母体する広島の強化を担った。その後は日本サッカー協会強化委員会副委員長、FC岐阜社長などを歴任した。

 訃報を受け、日本サッカー協会(JFA)は、森保監督の追悼コメントを発表した。「今西さんの訃報にふれ、心よりお悔やみを申し上げます。今西さんには言葉では表すことができないほどたくさんのことを学ばせていただき、そして成長させていただきました。サッカー選手や指導者としての立ち振る舞い以前に、社会人として人前に出て恥ずかしくないように、人としての根本的なことを教わりました。『サッカー選手である前に良き社会人であれ』を肝に銘じてこれからも生きていき、指導にも生かしたいと思います」

 その上で「これまで日本のために、そして日本サッカー界のために本当にありがとうございました。今夏のW杯も日本一丸で世界に挑み、今西さんが天国で誇らしく思えるようなサッカーをお見せできるよう邁進します。どうか安らかにお眠りください」と6月に開幕する北中米W杯での躍進を誓った。