ピンチは進化のチャンス? 女子ゴルフの渋野日向子(27=サントリー)は、国内ツアー今季初参戦となった「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」(10~12日、埼玉・石坂GC)で決勝ラウンドに進めず2日間で姿を消した。

 主戦場の米ツアーを含めて、今季4試合で3度の予選落ち。現段階では、米ツアーメジャー初戦「シェブロン選手権」(23日開幕)の出場も決まっていない。今週の「JMイーグルLA選手権」での好成績で、滑り込みを狙うしかない状況だ。シード復活を目指すという意味でも、厳しいシーズン序盤となっている。

 それでも11日のラウンド後には、プロとして決して褒められるプレーではないにもかかわらず、詰めかけたギャラリーから大きな拍手や歓声を浴びた。渋野は「マジで泣きそうだった。これは当たり前じゃない。だからこそ早く結果を残したい」と復活への意欲に衰えはない。

今大会はJr.ゴルファーたちとも交流した渋野日向子
今大会はJr.ゴルファーたちとも交流した渋野日向子

 そんなゴルフ界随一の人気者について「富士フイルム――」を中継したU-NEXTの解説を務めたプロゴルファーの中野晶(63)は「今、悩んでいることを乗り越えたら、自信になり、ひと皮むけた渋野日向子になると思いますね」と期待していた。

 米ツアーポイントランキング104位でシード落ちした昨季など、近年の不調は、再び活躍するための過渡期とも考えられる。所属先の先輩でもある宮里藍(40)はスランプを乗り越えて、世界ランキング1位に上り詰めた先例もある。渋野には、どんな未来が待っているのか。