5日のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」第13回で、相撲好きの織田信長(小栗旬)と義弟の浅井長政(中島歩)による取組シーンが繰り広げられた。

 長政の地元近江の常楽寺。「うあ~」と声をとどろかせる長政を組み止めた信長は、はね飛ばすように転がした。「参りました」という義弟を「手抜きだ」として、やり直しを命じる。再び投げ飛ばすも、同じ理由でもう一丁。さらに4回続けて転がしたり突き飛ばしたりすると、長政の目の色が変わった。口を大きく開いて「義兄上~うあ~ああ~」と挑みかかった。

 この最後にぶつかった時の表情に、X(旧ツイッター)では「バッドバーバーズみを感じてニヤッてなった」という視聴者の反応もみられた。テレビ東京系で先日まで放送されていた「俺たちバッドバーバーズ」。草川拓弥とダブル主演の中島は、武骨で情に厚い元美容師の日暮を演じた。

 さびれた理容室には裏の仕事があり、トラブル処理などを請け負っていた。そこに流れ着いたのが日暮。アクションコメディーをうたう同作はバイオレンスの要素もたっぷりで、中島は大河で長政が見せたような表情で格闘シーンなどをこなしていた。今回、戦国武将からテレ東キャラがのぞき見えた形となった。

 信長の相撲好きといえば、2023年の大河ドラマ「どうする家康」で主人公の松平元康(後の徳川家康=松本潤)もその〝エジキ〟になっている。信長を演じたのは岡田准一。狂気を感じさせるすごみで元康を震え上がらせたが、今回も容赦しない〝土俵の鬼〟が見られた。