ほどほど日焼けで絶好調だ。ボクシングWBA・WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ(3日、後楽園ホール)の前日計量が2日、都内で行われ、統一王者レネ・サンティアゴ(33=プエルトリコ)は48・6キロ、挑戦者のWBO同級4位・谷口将隆(32=ワタナベ)は48・9キロでともに1回目でパス。谷口は週1回ほど通っていた日焼けサロンに試合の直前は通わず、「仕上がりはすごくいい」とアピールした。

 先月25日の公開練習では短髪に日焼けした姿で現れていた谷口。その理由を、パンチを受けた際に肌が白いと赤くなり、髪が長いと髪が跳ね上がるなどジャッジに与える印象が悪くなることへの対策と説明していた。しかし、この日の計量では鍛え上げられた肉体美を披露したが、日焼けは公開練習時から変化がなく、「あれから行っていないです。もういいかなと思って」と明かした。

 しかし、それは適切な判断だったのかもしれない。日焼けは軽度の火傷であり、その修復のために体のエネルギーが消費されることでスタミナ面など人体に悪影響を与えるといわれている。報道陣から日焼けの悪影響を聞いた谷口は「ホンマにあるんですか?」と驚きながらも、結果的に仕上げの日焼けを行わなかったことで、「まあ、よかったです」と胸をなでおろした。

 そのおかげか、この日は「最後にガッと(体重を)落としたので、負荷はあったんですけど、仕上がりはすごくいい」と手ごたえ十分。「やってきたことを当日しっかりと出せれば、おのずと思い描いた結果になると思う。いかにレネのよさを消すかを考えたい」と勝利に自信を示した。

 勝てば2本のベルトを手に入れ、2023年1月にWBO世界ミニマム級王座を失って以来の2階級制覇を達成する。持てる力を出し切って、再び世界の頂に立てるか。