候補は大阪だけではない。自民党と日本維新の会は3月31日に副首都構想の法案骨子をまとめた。今国会で法案成立を目指す。

 副首都整備の目的は大規模災害への備えだ。東京に何かあった時に副首都は首都中枢機能の代替を担う。だからこそ、東京と同じタイミングで被災しないことが条件となる。

 維新の肝いり政策なだけに、維新が地盤とする大阪が有力な候補となっている。1日、吉村洋文大阪府知事は「大きな前進だと思う」とし、「大阪においても副首都推進局、ここを増強しました。副首都にふさわしい大阪の行政体制のあり方を進めていきたい。実現目指してしっかりと頑張ります」と意気込んだ。

 副首都に関心を持っているのは大阪だけではない。この日、福岡市の高島宗一郎市長も会見で副首都に言及。「これからどういう内容になるのか、スケジュール感をみて、服部(誠太郎県知事)さんとは話していきたい。基本的な方向性はぜひ(副首都の指定を)取っていこうという点で一致できていると思っている。そこは具体的になってくれば話は適切な時期にしていく」と前向きにコメントした。

 高島市長の言葉に維新の元参院議員だった音喜多駿氏はXで「大阪の強力なライバル。切磋琢磨が地方を、そして国を強くする」と歓迎。ほかにもSNSでは「頑張れ福岡」「大阪よりはいい」と好意的な意見が多い。

 福岡市出身者は「災害時のバックアップという点では福岡は地震が少ない点がメリットです。南海トラフの影響も受けにくい。市街地と空港が近いことも魅力です。アジアの玄関口としての役割もあります」と利点を指摘する。

 副首都は複数が指定されることもある。果たしてどこになるのか。