〝クルマ愛〟を胸に世界の舞台へ挑む。陸上男子短距離の柳田大輝(22)が31日、4月1日のホンダ陸上競技部加入を前に埼玉・川越市にある母校の東洋大で会見した。100メートルで日本歴代5位(10秒00)の自己記録を持つ柳田は、今後も母校を拠点に練習。最大の目標にアジア記録(9秒83)の更新を掲げた。

 会見では自身の愛車が同社のシビック「e:HEV」であることを明かした上で「コテコテのスポーツカーもなぁと思い、ちょうど良いと思った」と説明。同社の印象については「今年から(5年ぶりに)F1に復帰したので、F1のイメージがかなりある」と目を輝かせた。

 その後の取材では、昨年春にF1の密着番組を見始めたことをきっかけに、世界最高峰レースのとりこになったと告白。「今も大好きなんですよ(笑い)。速いものが好き? 僕はそういう性格だと思う。ゲームでも、プレイステーション5で車のゲームをやっている。F1はなんとなく見始めたが、自分の意識しないところにきっとそういうのがあった」と自己分析した。

 ホンダから加入のオファーがあったのは、くしくも自身がF1に魅了され始めた時期だったという。柳田は「偶然かもしれないが、勝手に運命めいたものを感じている」と力説。「ゆくゆくはF1と絡んだ陸上のことができるように。陸上の選手なので、そっちでまずは結果を残したい」とF1との将来的なコラボにも意欲を示した。

 F1も陸上短距離も、ゴールまでの速さを追求する点では同じ。さらに走りを磨いて〝最速〟を目指す。