ボクシングWBA・WBO世界ライトフライ級統一タイトルマッチ(4月3日、後楽園ホール)で、統一王者レネ・サンティアゴ(33=プエルトリコ)に挑戦するWBO同級4位・谷口将隆(32=ワタナベ)が25日、都内で公開練習を行った。2023年1月にWBO世界ミニマム級王座を失って以来約3年3か月ぶりの世界返り咲きへ「取りあえず殴る」と闘志を燃やした。

レネ・サンティアゴ
レネ・サンティアゴ

 王者は直近2戦で現WBC世界同級王者・岩田翔吉とWBA世界フライ級1位・高見亨介(ともに帝拳)に連勝。足を使って捕まえさせない巧みな試合運びで日本人キラーとなっている。この日は3ラウンド(R)の練習を披露し、サンドバッグ打ち、ミット打ちで重い音を響かせるなど好調を感じさせた谷口は「サンティアゴ選手と戦った2選手は、何かおかしいな、が12R続いたと思う。今回、僕が12R通して、サンティアゴが何かうまいこといかんな、っていうような試合をしたい」と難敵攻略を思い描いた。

 指導する小口忠寛トレーナーは「今までの日本人対決を見て、サンティアゴはヒラリヒラリとかわしていって、あれ、あれって感じになる。だから当てづらい。そういうところに重点を置いて、こうなったらこうしようと、いろんな作戦を2人で考えている」と多くの対策があることを示唆。それでも谷口は勝利のイメージを問われると「取りあえず殴るですよ」と返答し、「(パンチを)当ててからを考えるよりも、まず当てるからを考えるようにしている。岩田選手を見ていると、やっぱり当ててからで、それが当たらずに空回ってという感じだった」と説明した。

 この戦いに備えて、日焼けサロンに通って肌を焼き、髪を短髪にして金色に染めた。その意図を「もともと肌がめっちゃ白いので。肌が白いと(パンチを)当てられたら真っ赤になる。髪の毛もちょっと(顔が)上がっただけでバサッとなるので。今回は変な要因は全部取ろうと思った」と勝負の上で印象が悪くなるのを防ぐためだと語った。

 すべての準備を整えて王者を殴りにいく。