俳優の河内大和(47)が19日、都内で行われた映画「ハムネット」(4月10日公開)のトークイベントに登場した。

「ハムネット」は16世紀イギリスを舞台に、劇作家ウィリアム・シェイクスピア夫妻の愛と悲劇を描いた物語。マギー・オファーレル著の同名小説の実写映画だ。

「小さいものから大きいもの、再演まで入れたら80のシェイクスピア作品に出た」という河内は、本作を見て「まぁ泣きましたね」。「言葉が生まれる前の、言葉にできない人間と人間のことをすごく丁寧に描いていて深淵っていうか。まさにそれがシェイクスピアの根源なんだと思った」と話す。

 さらに「特徴的なのはいろんな声が聞こえてくること。大自然の音も、しゃべってない人物たちの声も聞こえてくる。こんなに豊かな沈黙はない」と魅力を熱弁した。

 そのため「この映画は、絶対に劇場で見た方がいい。こんなに没入したことはない。魂がバーって持っていかれて、空っぽの世界にストンと落とされるみたいな」と立ち上がりながら、気持ちを体で表現。「稀有な体験でした」と力を込めた。

 シェイクスピア愛にあふれる河内だが「今年の4月にシェイクスピアの生誕祭にご招待いただきまして」と笑顔。「ついにシェイクスピアの生まれた地、生まれた家に行けるんじゃないかと。神様が『そろそろ行っていいよ』と言ってくださったのか!」と目を輝かせていた。