国際サッカー連盟(FIFA)は6月に開幕する北中米W杯で、イランの1次リーグ3試合を米国からメキシコに変更する提案を認めない方針を固めたようだ。

 米国とイスラエルの攻撃を受けたことでイランのW杯出場が、危ぶまれている中、イラン連盟のメフディ・タージ会長は17日にSNSを通じて「トランプ米大統領がイラン代表の安全を保障で表明した以上、米国へ行かない。我々は現在、FIFAと協議し、イランの試合をメキシコで開催する案を議論している」とした。イランは1次リーグ3試合をすべて米国で行うことになっている。

 しかし、FIFAは「イランを含むすべての参加加盟協会と定期的に連絡を取り合い、2026年W杯の計画について話し合っている。発表された試合日程通りにすべての参加チームが競技を行うことを期待している」と声明を発表した。

 英紙「ガーディアン」は、その理由について「複数のFIFA関係者は、イランの試合日程を変更すると、チケットがすでに販売され、世界的な放送スケジュールやスポンサー契約が合意されているため、他国に不便が生じ、商業的な問題も発生すると指摘した」と伝えた。

 こうした中でもイランは出場を目指すのか。同紙は「FIFAは、4月30日にカナダ・バンクーバーで開催される総会まで、イランに関する最終決定を下す可能性は低い。FIFAの公式見解は、イランの参加を望むというものだ」と今後の見通しを示した。