参政党の豊田真由子衆院議員は12日、衆院予算員会の午後スタートが1時間以上も遅れた要因についてわかりやすく説明した。

 当初、予算委は午後1時から再開される予定だったが、与党側が午前の質疑を終えた休憩後に、13日の日程を協議する理事会を開こうとしたため野党が反発。67分遅れの午後2時7分から開始された。

 冒頭、豊田氏は「恐縮でございますが、私、後半で時間をきちんといただける唯一の理事会の参加メンバーかと思いますので、私どもの質疑の前提として、いま何が起こっていてこの混乱があったかということを、攻撃とかではまったくなく、テレビを見ている方、ラジオ、またネットニュースの方にご説明をする責務が私にはあるんではないかと思っております」と切り出した。

「今回、非常に揉めておりましたのは、ひとえに質疑時間が短いということでございました」と与野党の対立ポイントをひと言でまとめた豊田氏。その背景について「通常は、通常国会は1月後半に開かれますので、2月は衆議院、3月は参議院という形で充実した質疑が行われることになっております。しかし、今年は解散がございました関係で、当初は通常より半分程度ではないかと言われていたんですけれども、審議時間が非常に短いと。国民のみなさますべてに関わることが、そんな短い審議時間で終えてしまっていいのかといういうのが私どもの問題意識でした」と野党が反発した理由を説明した。

 高市首相は26年度予算案を3月末までに成立させるよう自民幹部に指示し、そのためには13日が衆院通過の期限だと判断している。一方、野党は、過去最大122兆円予算について審議を尽くすべきとの姿勢を崩せない。

「これは決して、何かサボタージュをしているとか、ケンカをしているとか、そういうことはまったくございません。私、ケンカは苦手でございますので〝尖らぬ野党〟を心がけております。そういう意味からも、なぜこの質疑時間が十分確保されなかったかというところは、やはり非常に私どもとして困っているというところでございます」と豊田氏は説明した。

「私は、与党にも野党にも、ここにいらっしゃる先生方みなさま、また国会の方はみなさんですね、日本国のために、日本国民の幸せのためにと思って働いておられるはずであります。それがどうして今回こういう形で十分な熟議が国会で行われなかったのかということをただひたすらに残念に思うということであります」と私見を述べてから自身の質問に移った。

 結局、衆院議院運営委員会の山口俊一委員長(自民)は職権で13日に本会議を決定。予算案を同日の委員会で採決後、本会議に緊急上程して与党の賛成多数で押し切る方針だ。

 中道、参政党、チームみらい、共産党の野党4党は12日夜、強引な委員会運営をしているとして予算委員会の坂本哲史委員長の解任決議案を共同提出。激しい与野党攻防となっている。