第2回WBC(2009年)で侍ジャパンの監督として世界一に導いた原辰徳氏(67)が10日、日本代表―チェコ戦(東京ドーム)を独占放送した「Netflix」に出演。井端弘和監督(50)に直接進言するとともに、今後の展望を語った。

 試合は7回まで無得点だったが、8回に周東(ソフトバンク)の3ラン、村上(ホワイトソックス)の満塁本塁打などで一挙9得点。終わってみればスコアとしては9―0の圧勝となった。

 その試合直後、番組内で原氏は井端監督から「準々決勝のプランはもう投手コーチとも立てましたし、ある程度このイニングまではこのピッチャー、最後はこのピッチャーというのは決まっています」との言質を引き出し、先輩指揮官として「自分の予想に対して後追いをしないことでしょうね。迷ったらゴーという形でね。風景というものを思い描いていると思うので」と直接伝えた。

嵐・二宮和也(中)そっちのけで侍ジャパン・井端監督(左)と話し込む原辰徳氏
嵐・二宮和也(中)そっちのけで侍ジャパン・井端監督(左)と話し込む原辰徳氏

 侍ジャパンは1次ラウンドを4戦全勝で突破し、14日(日本時間15日)の準々決勝以降をマイアミのローンデポ・パークで行う。準々決勝の相手はドミニカ共和国かベネズエラで、どちらも多くのメジャーリーガーを擁する超強力打線だ。

 原氏は「中南米のチームというのは、非常にお祭り的な野球になるので。勢いを最初につけさせないということでしょうね。先取点、先制点をあげる、あげないというのでは全然違ってくると思います。まずはピッチャーが我慢して。相手打線すごいね。そこを我慢して何とかというところでしょうね」と強調した。

 となれば、先発投手が鍵となってくる。原氏は「山本君がいくと思いますね」とズバリ。ドジャースのエースとして昨年のワールドシリーズMVPにも輝いた山本由伸投手(27)の肩に侍ジャパンの命運が託されると占った。

 今後は負ければ即敗退の一発勝負。原氏は最後に「やっぱり(戦力を温存して)残すというのは難しい考え方」と説き、侍ジャパンの大会連覇に向けて熱弁を終えた。