フィギュアスケートペアで五輪3連覇や世界選手権10連覇など史上最強の女王として君臨したロシアのイリーナ・ロドニナ氏が、国際スケート連盟(ISU)に対してロシア勢の国際大会への復帰を強く迫った。

 ロシアメディア「スポーツ24」で、ロドニナ氏はまず現状を分析。「フィギュアスケートでも黎明期を見ているけど、少なくとも、壁に向かって話しているような状況じゃない。今、まともな連絡が取れている連盟はほとんど残ってないのよ。執行部や技術委員会に我々の代表がいる連盟はほとんどいない。スポーツへの復活は、選手たちが競技場に出るだけじゃないんだ。ほとんどすべての競技で、我々の審判がいない」と選手だけでなく、各競技連盟などからもロシア勢が排除されていると指摘する。

 続けて「ISUは、オリンピック後の他の大会に我々の選手を参加させないのか? 我々は何か悪いことでもしたのか?」とロシア勢がいまだに出場禁止となっていることは不当だと主張。「現在、2025年8~9月に始まり、26年3~4月まで続くシーズンが進行中だ。彼らが決定を下した時点で、我々は今シーズンへの参加を認められていなかったが、IOCの勧告を考慮して、ISUはスピードスケート、フィギュアスケート、ショートトラックのオリンピック選考会への参加を認める道を見いだした」と五輪やその予選には出場が認められたケースを強調する。

イリーナ・ロドニナ氏(ロイター)
イリーナ・ロドニナ氏(ロイター)

「そして、これらすべての競技には異なる連盟があるということを理解する必要がある。フィギュアスケートには独自の技術委員会があり、ショートトラックにも独自の委員会がある。そこにいるのは誰か? 彼らは決して従順な操り人形などではない。なぜそれほど単純に考えるのか? コミュニケーションを取る能力が必要だ」とISUは対話をするべきだと持論を展開した。

「私が、いつ出場が許可されるかを予言できるわけではない。しかし、プロセスは始まっているのだから、少なくともフィギュアスケート選手に関しては、今シーズンが終わるまで待って、何らかの決定が下される会議を待つ必要がある」と、来季に向けて復帰への道が開かれることに期待を寄せた。

 ロシアで勢いを増す国際大会への復帰要求。いよいよ大国が戻ってくるのか注目だ。