大相撲春場所2日目(9日、大阪府立体育会館)、幕内伯乃富士(22=伊勢ヶ浜)が日本相撲協会に休場を届け出た。初日に幕内欧勝馬(28=鳴戸)に敗れて黒星発進。相手にはたき込まれて土俵に落ちた際、左足親指付近を押さえて苦悶する場面もあった。

 1月の初場所にも左足親指を痛めて途中休場。今場所も直前まで治療を受け、関取衆との稽古ができないまま本番を迎えていた。この日、伊勢ヶ浜部屋は相撲協会を通じて「1月場所でも痛めていた箇所を昨日(初日)の取組で悪化させた。再出場は状況を見て判断する」と説明した。

 今場所前には、師匠の伊勢ヶ浜親方(34=元横綱照ノ富士)が伯乃富士に暴力を振るっていたことが発覚。師弟は日本相撲協会から事情聴取を受けた。伊勢ヶ浜親方は春場所を休場し、正式な処分は場所後の理事会で決定する見通し。伯乃富士は心身の状態が不安視される中で出場を選択したが、無念のリタイアとなった。