米国でUFO研究に深く関与した元空軍少将が行方不明になった事件について、著名な調査報道ジャーナリストが「重大な国家安全保障危機」だと警告している。米紙ニューヨーク・ポストが8日、報じた。

 2013年に退役するまでオハイオ州のライト・パターソン空軍基地を指揮していた米空軍退役少将ウィリアム・ニール・マッカスランドさん(68)は2月27日、ニューメキシコ州アルバカーキの自宅を徒歩で出た後に姿を消した。携帯電話を自宅に残したままだったという。行方不明事件の捜査には現在、FBIも加わっている。

 調査報道ジャーナリストのロス・コートハート氏は、自身のポッドキャスト番組「リアリティ・チェック」で「彼は米国の最も機密性の高い秘密のいくつかを頭の中に抱えている人物です。米政府が地球外生命体に関して何を隠している可能性があるのかについて、非常に深い知識を持っています」と指摘した。

 ベルナリオ郡保安官事務所は、マッカスランドさんの行方を捜すため、高齢者など行方不明になった弱者を迅速に捜索する「シルバーアラート」を発令し、一般市民に情報提供を呼びかけている。

 マッカスランドさんは、空軍在職中、オハイオ州デイトン近郊のライト・パターソン空軍基地で研究部門の責任者を務めていた。その職務では極秘の宇宙兵器計画を監督していたという。

 この基地は、ロズウェル事件で回収されたとされるUFOの破片を保管しているといううわさでも知られている。

 コートハート氏はまた、マッカスランドさんの失踪が、トランプ大統領が「UFOファイル」公開を指示した時期と重なっていると指摘した。マッカスランドさんは、機密テーマについてより多くの情報を国民に公開することに前向きだったという。

 コートハート氏は「このタイミングは非常に意味深です。ニール・マッカスランド将軍が地上から完全に姿を消したという事実は、アメリカ合衆国にとって重大な国家安全保障危機です。彼は米国の最も機密性の高い秘密のいくつかを頭の中に抱えている人物なのです」と話している。