「にしたんクリニック」などを展開するエクスコムグローバル株式会社の社長でTikTokerとしても活躍する西村誠司氏(55)が4日、自身のTikTokを更新。仮想通貨をダシにした投資話に注意を呼びかけた。

 2日夜に高市早苗首相が自身の名がつけられた仮想通貨「SANAE TOKEN(サナエトークン)」との関与を否定する声明を出したことで、サナエトークンの価値は暴落。連続起業家・溝口勇児氏が関与する「Japan is Bsck」プロジェクトの一貫だったが、サナエトークンが無登録で販売された疑いがあるとして金融庁が調査へ乗り出す事態となり世間を騒がせている。

 個人資産300億円の西村氏もかつて、某有名人からメタバース(=仮想空間)投資を紹介されたことがあったという。

 それは「ビットコインと同様に今投資すれば、価値が100倍になるかもしれない」「すでに37億円集めている」という内容だったが、勘の鋭い西村氏には連中が売り抜けるためのスキームを見えていた。

「自分たちの知名度を生かして投資を募って、その価格が10倍、20倍、30倍となったときには自分たち初期メンバーだけは売り抜ける」手法だとし、「どこかでババ抜きのようで、誰かが損する。どこかでみんなが換金したいとなると、逆回転が始まるんだと、僕はそのとき思ったんですよ」

 こうしたスキームは仮想通貨でも同様に当てはまるとし、「最初に参加した人たちは計画的に高くなったところで売り抜けて、はしごを外された人たちが損をする。皆さん、大損する」と警鐘を鳴らし、「のちのち泣きを見ないようにしっかり自己判断で投資をやるといいんじゃないかな」とアドバイスした。

 一口に仮想通貨といってもステーブルコインのように価格の安定を目的として法定通貨(円)と連動(ペッグ)されたものもある。昨年10月27日に発行が始まった日本初の円建てステーブルコイン「JPYC」がその先鋒で、こちらは新たな電子決済手段として注目を浴びている。