ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケート女子で金メダルを獲得したアリサ・リュウ(20=米国)の〝メダル返還騒動〟が話題になっている。

 リュウは米国にとって久しぶりとなるフィギュアスケート女子の金メダリストで個性的なキャラクターも相まって人気が爆発している。

 連日さまざまな話題が伝えられているが、英紙「サン」は「冬季オリンピックのスター選手であるリュウが、金メダルの即時返還を強いられる」と題して取り上げた。

 リュウは個人戦の前に行われた団体で金メダルを獲得したが、授与された際にリボンが取れて落下。しかも簡単に破損してしまった。今大会ではメダルの強度が弱く破損するケースが大きな問題になっている。

 同紙によると、リュウは「祝うときに飛び跳ねていたら、金メダルが落ちてしまった。文字通りリボンから落ちてしまったんです。かなり傷ついて、へこんだ」。ここまではその際に報じられていたが、後日談があった。

 リュウは金メダルが破損した際はがっかりしたが、持ち前のポジティブな性格もあってか、壊れた金メダルは〝逆にレア〟で特別なものと考えた。そこで、そのまま破損した金メダルを手元に残しておきたかったが、大会組織委員会からはまさかの「NO」を突きつけられたという。

 リュウは「リボンから外れた状態の方が実は好きだったんだけど、それはダメみたいなの。提出しなきゃいけなかった。『このメダルで直せないの? これ、私のお気に入りなのよ』って言ったんだけどね」と不満顔だ。

 こうした経緯を受けて同紙は「リュウはメダルを拾い、他の人とは違うメダルを持つことを好んだにもかかわらず、特別な記念品としてそれを持ち帰ることは許されなかった」と補足している。

 それでも、今では気持ちを切り替えたようで「でも大丈夫、もう未練はないわ」と愛着が湧いた金メダルを手放して新品と交換したようだ。

 リュウの明るさを象徴するような、ほっこりエピソードで人気がさらに加速しそうだ。