ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケートペアで〝りくりゅう〟こと三浦璃来(24)、木原龍一(33=木下グループ)組が、ショートプログラム(SP)5位からフリーで奇跡の大逆転を見せて金メダルを獲得した感動ストーリーの映画化が検討されている。

 りくりゅうはSPでまさかのリフト失敗などで出遅れるも、フリーで次々と大技を決めて完璧なスケーティングを披露。世界歴代最高となる158・13点をマークした。全世界が感動する驚異的なパフォーマンスで合計231・24点とし、現行の採点方式となった2006年トリノ五輪以降で最大点差となる大逆転劇を実現させ、フィギュアスケート界に新たな伝説を作った。

エキシビションで閉め忘れていた三浦璃来(左)の背中のファスナーを上げる木原龍一
エキシビションで閉め忘れていた三浦璃来(左)の背中のファスナーを上げる木原龍一

 フィギュアスケートにとどまらず、日本スポーツ界全体でも歴史的な快挙として反響が広がっており、早くも映画化の話が浮上した。

 大手動画配信会社関係者は「近年のスポーツ界で言えば、前回のWBC(ワールドベースボールクラシック)のように、老若男女問わず幅広い層の心を打った。五輪でのドラマチックな展開や、金メダルに至るまでの苦難、感動の秘話など映像化しやすい要素も多い」と指摘。「配信(会社)も動いているし、映画化の話も出ている。これからいろいろ検討されていくのでは」と明らかにした。

 大谷翔平投手(ドジャース)を中心とする侍ジャパンが、2023年WBCで世界一を果たした軌跡を描いた映画は、スポーツドキュメンタリーとしては異例の大ヒットを記録。りくりゅうの奇跡の大逆転金メダルも同様の形式となりそうで、映像化を巡って争奪戦になる可能性もありそうだ。

 ミラノ・コルティナ五輪は閉幕したが、日本列島の〝りくりゅうフィーバー〟は、これから加速していきそうだ。