【イタリア・ミラノ21日発】ミラノ・コルティナ五輪のスピードスケート女子で3個の銅メダルを獲得した高木美帆(TOKIOインカラミ)が、全日程を終えての胸中を明かした。

 今大会は500、1000メートル、団体追い抜き(パシュート)で銅メダル。20日(日本時間21日)に行われた本命の1500メートルは1分54秒86で6位だった。この日のメダリスト会見では「メダルに対する思いだったり、五輪に対する思いだったり、1500メートルに対する思いはその都度変わっている。時間が立つ度に変化している。メダルに対して誇りに思う気持ちもあれば、1500メートルで自分が思うような結果に終えることができなくて、負けてしまって締めくくるような形になったのは、北京五輪とは真逆だなと思うといろんな感情が出てくる」と語った。

 金メダルには届かずも、自身が持つ五輪の日本女子最多メダル数を10に伸ばした。北京五輪後の4年間は「経験できたことややってきたことに対しては、すごく誇りに思う部分がある。チーム(team GOLD)を立ち上げる挑戦をする中で、大変なことはあったけど、すばらしい仲間に出会えてここまで上ることができたのはかけがいのないものになる。充実した4年間を過ごしたと思う。挑戦するだけで終わりたくない、頑張っているだけで終わりたくなかったので、結果として残したい気持ちもあった。形に残すことができなかったので、悔しい気持ちが込み上げてくる時もある。自分の中でまとまっていない」と自己分析した。

 その上で「4年間でやり残したことは、今パッと思い浮かぶものはない。この雰囲気やみなさんからの言葉を大事に受け取りたい」。複雑な思いを吐露しつつ、周囲に感謝の思いを伝えた。