ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケート女子フリー(ミラノ・アイススケートアリーナ)が19日(日本時間20日)に行われ、初出場の中井亜美(17=TOKIOインカラミ)がフリーでもトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を成功させ、140・45点、219・16点で初出場で銅メダルを獲得した。フィギュアスケート女子で最年少メダルとなる快挙を果たした。

 17日(同18日)のショートプログラム(SP)では得意のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を決めると、ノーミスの演技を披露し、自己ベストの78・71点で首位発進。トリプルアクセルの成功は日本女子4人目で、17歳は史上最年少となった。この日は最終滑走で登場すると、SPに続いて安定したパフォーマンスを見せつけた。

 そんなフィギュア界のニューヒロインは、2010年バンクーバー五輪銀メダルの浅田真央さんに憧れを抱き、5歳からスケートを始めた。小学5年からトリプルアクセルの練習を始めた理由を「自分も憧れの選手と同じジャンプを跳びたいと思っていた」と明かした。

 当初は苦戦を強いられたというが、小学6年時の3月頃に初成功。「(当時通っていた)アイビス(SC)を辞めて、MFアカデミーに行くと決めて最後に出場した新潟の大会の6分間(練習)で、たまたま1本着氷した。その時は本当に跳べたか分からないぐらいふわふわした感覚だった」と振り返っている。

 シニア転向1年目の今季は、グランプリ(GP)シリーズ第1戦フランス大会で初出場優勝。上位6人によるGPファイナルでは銀メダルを獲得するなど、右肩上がりに進化を遂げた中井が、五輪でも存在感を示した。