ミラノ・コルティナ五輪フィギュアスケート・アイスダンス(11日)で、金メダルを獲得したフランスのロランス・フルニエボード、ギヨーム・シゼロン組が〝不正疑惑〟を完全否定した。

 アイスダンスは米国のマディソン・チョック、エバン・べーツ組が優勝候補だった中、1・43ポイント差でフランスペアが優勝した。しかし競技後、フランス人審判が米国ペアよりも、母国代表ペアに8点も高い点数を与えていたことが判明。〝不正採点〟として世界中から疑惑の目が向けられており「大スキャンダル」と各メディアが報じている。

重力を感じさせない演技をするフランスペア(ロイター)
重力を感じさせない演技をするフランスペア(ロイター)

 国際スケート連盟(ISU)は声明で不正採点を否定したものの騒動は拡大するばかり。そんな中、英紙「デーリー・メール」によると、渦中のフランスペアは地元メディアの取材に「5~7ポイント差で勝つことが目標だったが、いくつかミスを犯し、3、4ポイントを失った」とし「動き続けて要素をつなぎ合わせてポイントを狙うのは精神的な戦いです」などと振り返り、本来はさらなる高得点を期待できたという。

 同メディアは「スキャンダルの中心であるシゼロンとフルニエボードが沈黙を破った。不正疑惑の渦中に陥ったことに対して、反抗的な姿勢を示した」とし「金メダリストは完璧な演技をしていればもっと得点は高かったはずだという信念が自分たちの勝利が正当ではなかったという非難を払拭した」と指摘した。

 銀メダルに終わった米国スケート連盟は異議申し立てを行う構えだったが、見送る方針で採点をめぐる騒動は収束に向かうだろうか。