大会追放も覚悟の上か。ミラノ・コルティナ五輪スケルトン男子のウラジスラフ・ヘラスケビッチ(ウクライナ)がロシアとの紛争で犠牲となったアスリートの顔写真を貼ったヘルメットを着用することを宣言した。

 ウクライナ選手団の旗手を務めたヘラスケビッチのヘルメットについて国際オリンピック委員会(IOC)は「いかなる政治的、宗教的または人種的宣伝活動も認められない」という五輪憲章に抵触するため、使用禁止を要請している。

 IOCのマーク・アダム広報担当は「悲しみを表現する場は他にも数多くある」とし「彼と話し合って説得しようと努力するつもりです。彼には試合に出てほしい。本当にチャンスを与えた。それは大切なことなんです。すべてのアスリートが平等な競技の場に立つことを望んでいる。世界には130もの紛争が起きている」説明した。

 英紙「サン」は、アダム広報担当がヘルメット問題について説明する中で「ルールや規制は存在する。最終的には施行される」と発言したことに「IOCは着用しないように懇願した。さもなければ五輪から追放される可能性がある」と報じていた。