まさかのアンチゼロ! 衆院選(2月8日投開票)が27日公示され、参政党の神谷宗幣代表はJR東京駅前の丸の内中央広場で第一声を上げたが、想定外の事態となった。

 参政党の街頭演説にはアンチが大挙押し寄せ、抗議のプラカードや拡声器を使っての妨害活動が行われるのが恒例だ。ところが、この日はアンチらしき姿はゼロ。会場周辺で警戒に当たっていた警備、警察関係者も肩透かしを食らった格好だ。どうやらアンチは同時間帯に秋葉原で行われた高市早苗首相の第一声に押し寄せていたようだ。

 神谷氏はアンチの妨害活動に辟易としながらも昨年の参院選では逆に党の注目度や支持拡大につながったこともあり、感謝の言葉を述べることもあった。

 この日は「いろんな人たちが参政党を叩いてますよね。昔はNHK党やつばさの党、この間まではれいわさんや国民民主党の支持者。今回は自民党の支持者、自民党を応援するインフルエンサーに叩かれていますね。別に叩かれたくはないですが、参政党も大きくなったと思う」と新たな攻撃にさらされていると話したが、やはり現場になじみのアンチがいないことで、どこか寂しげな様子でもあった。

 ただ、妨害行為が消えたワケではなかった。次の演説会場となった秋葉原では高市首相の演説を妨害していたとみられるアンチ勢が十数人ほど残っており、今度は参政党批判のプラカードにチェンジ。演説中にヤジ入れられた神谷氏はここぞとばかりに応酬し、支持者が喝采を送る場面もあった。それでも参院選時と比べれば、アンチの数は減ってしまった。

 衆院選に自民党、中道に次ぐ190人の候補者を擁立し、神谷氏は「自民でも中道でもない第三極を目指す」と述べ、最低でも20議席、目標を30~40議席に掲げている。数字通りならアンチからは脅威の存在に映るハズだが、優先順位は高市首相の方が上だった。参院選のように躍進できるかどうかはアンチによる抗議活動が激しくなるかがバロメーターになりそうだ。