【衆院選2026 私はこう見る】高市さんが「過半数の議席を獲得すれば高市総理。そうでなければ野田(佳彦)総理か斉藤(鉄夫)総理か別の方か。間接的ですが国民の皆さまに内閣総理大臣を選んでいただくことになります」とおっしゃったように、まさに〝高市か高市以外か〟を選ぶ選挙。
大義なき解散といった批判の声もありますけど、支持率が高いうちにやるのは定石。高市政権を盤石にするという意味ではいいタイミングですし、ズバリ自民が勝ちますから。
自民と維新で過半数である233議席の獲得を目指すことになりますが、連立を組む維新がちょっとね。地方議員による国民健康保険料の支払い逃れの発覚は国民の不信感を招いた。大阪は牙城ではあるが、やっぱり少し減らすんじゃないかな。自民党にとっては、これが結果的に単独過半数に近づく流れになると思います。
各党が政策として挙げたのが食料品の消費税減税で、中道改革連合が恒久的に食料品消費税ゼロを打ち出すと消費税減税に慎重な姿勢を見せていた高市さんも2年間の飲食料品の消費税ゼロの検討を加速するなど政策の差はなくなった。そうなると争点は高市さんに国の舵取りを託すかどうか。自民と維新が連立を組み、新たに立憲と公明が連立を組んだわけだから連立が組み変わったことが争点といっていい。
だけど中道は、自維を脅かす存在にはなれない。まず立憲の支持者が離れる。中道といながらも実質は〝公明党2・0〟みたいな感じ。自民と決別してから各党と話し合ってたと言うけど、明らかに公明の主導。中道は持続可能な経済成長への政策転換、新たな社会保障モデルの構築など5本の柱を掲げていますが、これは公明が昨年11月に公表した内容を引き継いだもの。立憲が主張してきた原発ゼロは「将来的に原発に依存しない社会」、安保関連法は「違憲部分の廃止」を盛り込まないなど公明に折れまくり。はっきり言って立憲のうまみはゼロ。公明票をアテにしたのかもしれないけど、立憲の票が離れ、公明票もそんなに乗ってこない可能性が高いです。
カギとなるのは無党派層の取り込みで、高市さんが高い支持率を維持する一方、自民の支持率は低いとよくいわれますよね。だけど安倍(晋三元首相)さんの時だってそうだった。いざフタを開けると無党派が高市さんを支持しているからどさっと流れる。
高市さんは今回の選挙に勝って、党内基盤を盤石にしたいと考えていますが、中途半端な勝ち方では難しいかもしれませんね。













