全国的に話題となったラブホテル密会騒動を乗り越え、前橋市長の座に返り咲いた小川晶氏(43)が13日、市役所で当選証書を受け取った。14日から正式に職務に復帰する。辞任前には、任期満了までの給与を半減する意向を示していたが、再選を果たしたことで、いったいどうなるのか。市役所や小川陣営に聞いてみると――。
市の男性職員とのラブホテル密会が問題となり辞職した小川氏は、群馬県の山本一太知事や市議会の自民党系2会派が支持した新人の丸山彬氏らを打ち負かして再選。13日には市役所に凱旋し、「とにかく働いて働いて、みなさんに結果でお返しをしていきたいと思っております」と再び市政を担う覚悟を語った。再選後の任期は、1期目の残りの期間となることから、2028年2月までとなる。
出直し選挙に勝利したことで、一連の問題は終結したとの認識だ。小川氏自身もこの日、説明を尽くしたと強調。報道陣から「やることはすべてやり終えているという認識でしょうか」との問いかけにも「そうですね」とうなずいた。
その認識は、自身の給与に関することからもうかがい知ることができる。
辞任前の昨年11月、小川氏は任期中の給与を50%減額して続投する意向を示した。そして市長の給与などについて審議する市の特別職報酬等審議会がそれを承認。その後の手続きとしては、市長給与を減額するための特別条例を定める流れだった。小川氏は同27日の市議会定例会に給与削減の条例案を提出する予定だったが、同25日に退職願を提出。同27日の本会議で承認されたことで特別条例の制定が立ち消えとなっていたのだ。
「条例自体が審議されておりません。再選後の報酬については、小川氏の意向によるということになります」(市役所担当者)
騒動の反省として申し出た給与半減だが、再選を果たしたことでどうなるのか。選対幹部の話。
「小川さんと給与について直接話してはいませんが、あれは続投することが前提の話。辞任した時点で完全にご破算だと思っています。給与半減は続投するにあたってのお詫びですから。今回責任をとって辞任して、出直して再選したわけですので、全く考えていないと思いますよ。彼女が選挙中に公約として掲げていたらそういう話にもなりますが、一言も言ってませんからね」
当選から一夜明けた13日も、朝からつじ立ちを敢行。メディアにも通知せず、一人きりで感謝の気持ちを道行く有権者に伝えた。
「よくやりますよね。陣営はアドバイスを全くしておらず、すべて本人の意思ですから。本当に感心しますよ。それだけの気持ちがないと今回の選挙は乗り越えられなかったということです。晴れて民意で再選したわけですから、皆さんどうか応援してください」(同)
14日から正式に職務に復帰するが、スキャンダルを乗り越えた小川氏がどんな前橋市を作るか注目だ。












