作家の乙武洋匡氏が7日、自身のYouTubeチャンネル「乙武洋匡の情熱教室」を更新し、SNSで「余命半年の校長」というアカウントで注目を集めるたかゆきさんをゲストに迎え、対談を行った。

 たかゆきさんは中学校の元校長で現在64歳。61歳の時に大腸がんが判明。肝臓にも転移し、昨年、余命半年と宣告された。しかしたかゆきさんは孫が成人する84歳まで生きると決意し、息子に手伝ってもらいながらSNSの投稿を開始。TikTokの初めての投稿が50万回再生され、3か月でフォロワーが1・2万人(2026年6月7日時点)になるなど反響を呼んでいる。

 乙武氏が「何を一番伝えたくてアカウントを立ち上げたんですか」と質問。たかゆきさんは「今まで自分と関わってくれた教え子、保護者、友達、同僚、その全ての人に感謝の思い。自分が頑張っていることによって少しでも元気になってもらいたい。これが一番の目的です。できるだけ明るく、コミカルにいきたい」と笑顔を見せる。

 常に前向きなたかゆきさんは「ここまで追い込まれないとSNSで発信することはなかった。ましてや乙武さんと対談できるとか。そういうことが起きてなかったという意味では、ここまで追い込まれて見える景色というのをすごく楽しんでいます。ありがたい」と感謝をした。

 乙武氏も高校3年生の時に父親の肝臓がんが発覚。「その時は(余命)3年って言われたんです。でも結局7年生きたんですよ。その間に僕も旅行に連れて行ってあげたりできた。いろんな思い出も作れた。もちろん亡くなった時は悲しかったけど、悔いはなかった」と自身の経験を語った。

 そのうえで乙武氏が「最後まで生き切るというのは逆に余命宣告されたことで、そうなれそうですよね」と問いかけるとたかゆきさんは「本当にそうだと思います」とうなずいていた。