2026年ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケート男子で米国代表に選出されたマキシム・ナウモフが、涙ながらに両親への思いを語った。

 米国フィギュアスケート連盟は11日(日本時間12日)にミラノ・コルティナ五輪の代表選手を発表。全米選手権で3位に入り、代表権を手にしたナウモフについて、英公共放送局「BBC」が報じている。

 ナウモフは昨年1月に米ワシントン近郊で発生した航空機と軍用ヘリコプターの衝突事故により、ロシア代表として1994年年世界選手権ペアで金メダルを獲得した父のワディム・ナウモフ、母のエフゲニア・シシコワを亡くしている。

 ナウモフは子供の頃に撮影した両親との写真を持参して全米選手権に挑んでいた。両親が亡くなる前に誓った五輪の米国代表入りを果たし「すぐに彼らのことを思い出した。彼らがここにいて、私と一緒にこの体験をしてくれたらよかったが、彼らの存在を感じているし、彼らは私と一緒にいる」と感極まった。

 報道陣から「両親が見ていたら何と伝えるか」と問われると「僕たちはやったんだ」と答えたナウモフ。悲しみを乗り越え、両親に最高のプレゼントを届けた。