ボクシングの元東洋太平洋スーパーバンタム級王者でWakeRise会長の和気慎吾氏がYouTube「和気慎吾リーゼントチャンネル」で、フレアジム会長の赤井祥彦氏と注目の一戦について意見を交わした。

 日本初の5階級制覇を目指してバンタム級へ転向したWBA同級9位・井岡一翔(36=志成)は、12月31日に東京・大田区総合体育館で同級11位マイケル・オルドスゴイッティ(24=ベネズエラ)とWBA同級挑戦者決定戦に臨む。

 和気氏は「これ、挑戦者決定戦でしょ。挑戦者決定戦って、チャンピオンがいて、1位から15位までランキングがあって、上位2名(の勝者)が次のタイトルマッチという…」と首をかしげる。

 続けて「井岡選手も今まで世界タイトルをずっとやってきたわけだから。何かしらの箔がなきゃ、試合のテンション上がらないのかなとも思ったりしたんですよ。井岡選手というか、興行側というか分からないけど」と井岡陣営の事情を推測した。

 一方で、赤井氏は「WBAの挑戦者決定戦も、あんまり信用置けない。1年、2年待っている人もザラにいるんで」と前置きした上で、WBAなら起こり得る〝仰天シナリオ〟を次のように指摘する。

「WBA、ちょっと恐ろしいことがある。12月17日、正規王者の堤誠也選手と暫定王者のドネア選手がやる。これがWBA統一戦。僕は堤選手が勝つと思ってる。ここで一番怖い流れというのが、WBAにはもう一つ王者がある。暫定と正規を統一した堤選手がスーパー王者に昇格しますと…。何が起こるか。恐ろしいですよ。大みそかにやる井岡vsオルドスゴイッティが、なんとこの段階で正規王座(戦)に昇格する。ないと思うけど…可能性を示唆しています」

 さらに赤井氏は「この一戦に勝つことで井岡選手、無事に5階級制覇達成になってしまう…。あくまでも僕の感想(想像)だけど。ルール上、WBAにはこれができてしまうという道がある。よくないんだよ」と〝何でもあり〟のWBAに向けて警鐘を鳴らした。

 和気氏も「それを想像できちゃうWBAも、よくない。これがWBCだったら、こんな想像一切できないと思う」とうなずいた。

 赤井氏は「抜け道だよ、完全に。(実際には)確率はすごい低いと思う。僕が名チャンピオン井岡選手に期待するのは(挑戦者の立場で)井上拓真選手(WBC王者)とぶち当たる。一番きれいなシナリオ」「拓真選手に勝って5階級制覇をしてほしい」と力説した。