ボクシングの志成ジムは28日、都内で会見を開き、WBA世界バンタム級9位・井岡一翔(36=志成)が12月31日に東京・大田区総合体育館でベネズエラ同級王者マイケル・オルドスゴイッティ(24=ベネズエラ)と同級挑戦者決定戦を行うと発表した。日本初の5階級制覇を目指して日本の強豪がひしめくバンタム級に転向した井岡は「誰とでも戦いたいですけど、強いて言うなら」と前置きした上でWBC世界同級王者・井上拓真(29=大橋)との対戦を希望した。

 5月にWBA世界スーパーフライ級王座奪回をかけてフェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)に連敗して以来の再起戦に「いい内容で勝ってタイトルマッチにつなげたい」と意気込みを示した井岡。これまで否定的だった5階級制覇への挑戦を決断したことに「追い詰められているという感覚。選択肢があるようでないような。残りのボクシング人生で何ができるか。今までは頭になかったですけど、より大きな挑戦をして、この連敗から脱出する切り口にしたい」などと語った。

 WBA王者・堤聖也(角海老宝石)、24日に那須川天心(帝拳)を破ってWBC王座を獲得した拓真が井岡との対戦に興味を示していることには、「誰と一番やりたいと言えば拓真選手」と希望。その理由を「評価的にも一番高いんじゃないですか。盛り上がると考えても拓真選手。ファンも盛り上がるんじゃないかと」と説明した。試合中継は前戦までABEMAが行っていたが、今回は拓真が所属する大橋ジムの主催興行を中継しているLeminoが行うことには、「ABEMAさんもLeminoさんも、とてもありがたい思い」と感謝する。

 オルドスゴイッティは近日中に世界ランク入りする見通し。井岡は相手について「WBAから指定された選手。1試合だけ見たんですけど、サウスポーとの対戦だったので、あまり参考にできるようなものはなかった。これから映像も見ていって、調整、仕上げに入っていく」と語った。

 また、アンダーカードでWBA世界ライトフライ級2位・吉良大弥(22=志成)が同級7位イバン・ガルシア・バルデラス(24=メキシコ)と同級挑戦者決定戦を行うことも発表された。